最近鬱っぽい…“動けない”は怠けじゃない|引きこもり 不登校 仕事に行けない本当の理由

目次

結論

「動けない」「何も出来ない日々を繰り返す」それは、怠けではない

また何もできなかった…
どうしてみんなと同じことが出来ないのだろう…
自分を厳しく責める声の正体は、傷つきを繰り返さないために先回りでブレーキを踏む心の管理者であるインナーチャイルドだった。

この意図を理解し、役割を更新すると、止まっていた日常に小さな動きが戻る可能性がある。

なぜそう言えるのか

私の現状…

  • 最近、朝が起きられず、決断にも踏み出せない停滞(動けない)
  • パートナーとToxicな関係を断ち切れず、過去の痛みを反芻して行動が止まる
  • 「拍手のないステージで同じセリフを繰り返す」私はDrama queenなのかと自責の念で撃沈
  • やめたいのに抜け出せない負のループを繰り返す

これらは意志の弱さの物語ではなく、神経の防衛反応管理者パーツの過剰な安全確保の物語と分かった。
最近、人生詰んで動けない私だけでなく
引きこもり・不登校・仕事に行けないという人たちの理由にも直結していた。

カウンセラーの問い

カウンセラーである先生の部屋を訪れるとコーヒーの匂いがする。
窓の向こうに緑も広がる穏やかなカウンセリングルーム。

最近の状態を私はカウンセラーに話した。
「鬱っぽい」「朝が起きられない」「働けない」「同じことを反芻して止まってしまう」と。
結局、何も成し遂げていない自分が嫌になる。
私は、痛みに慣れすぎてこの場所から出たくないだけ。
この世界に本当は居たいだけ。
甘えてるだけだとすら思っていると。

先生は静かに私に尋ねた。
「それは、誰がそうしているの?」
「その声は、誰の声?」

ぬいぐるみが教えてくれたこと

先生が小さなぬいぐるみ達を出した。
「ここに“動けないあなた”を置こう。もう一方に、厳しく責める声を置くとしたら?」

私はハッとした。
一体何ヶ月ここに通っているのかと。

“インナーチャイルド”だと気づく。
先生は続ける。
「この声は管理者だよね、あなたを何から守ろうとしている?」
答えが出た。
「失敗」「拒絶」「痛み」
管理者は攻撃者ではなく、先回りで私を守る守り手であった。
自己防衛でもあると。

カードワークで見えた感情の層

管理者の内側をカードで可視化する。
出てきたのは沢山の内なる怒り・悲しみ・不安・寂しさ

先生が違うカードを促す。
「その子(管理者)が今ほしい言葉を置いてみて」

「頼っていい」「一人じゃない」「楽しんでいい」「共感」「サポートしてもらう」「助けてもらう」
沢山カードを重ねて、なんだか胸の圧がゆるむ。

先生は「この猫の管理者は今どんな気持ち?」と尋ねてきた。
「一人ではないと思ったら、怠けてる甘えてるとか言ってごめん」みたいな気持ちと伝えた。

「この守られてる、一人じゃない、助けてもらえる」ここを感じるようにと先生は続けた。

インナーチャイルドワークの解像度が上がった。
その後、否定的な自責のツッコミが湧いても「あ、管理者の不安や怒り」とすぐに判別がつくようになった。

フリーズして動けないがこれは減るかも知れない。

自分を愛しなさいとか、ポジティブになれとか世間は小手先の話ばかりだ。

本質から極めて健康になりたい。

学校で教わったら、何人の不登校児が救われるだろうか。
仕事に行けない人が、何人電車に飛び込まずに済んだだろうか。

大好きだったあの子が死なずに生きていたのではないか。
感情が溢れそうになったが、鼻から息を吸って鼻からゆっくり吐く。
吐いた後は少し息を止めるのが超ポイント。
すぐに呼吸で「今ここ」に戻れる。

スピリチュアルではなく、臨床モデルとしての理解

当初、インナーチャイルドワークをスピリチュアルだと誤解していた。
(実際にゴリゴリのスピ界隈でもあるから注意)


心理療法で体験してわかったのは、対話と体感で安全を学び直す臨床的な手続きだということ。
先生の問いとワークで、自責の声は「壊す対象」から「役割を更新する相棒」へと位置づけが変わった。

ちなみに私は、スピ アンチ界隈ではない。
セージ焚いて、石を浄化したりパワーストーンも沢山持っていた過去もある。

引き寄せの法則とか読んで自己啓発にはまっていた頃は、大手企業で働いたり
ゴールが何かはわからないが高みを目指していた、常に。

スピリチュアルでもなく、占いでもなく、ペルーのジャングルに行くこともなく
臨床心理士、公認心理士のトラウマ専門のカウンセリングを一年近く継続している。

そしたら自分が見ていた景色や、世界が少し偏っていた事にだけは気づいた。
カオスに溺れず、ただ私は健やかになりたいのだ。

逃避や癒しの追求ではなく、トラウマと向き合うと決めたのだ。

まとめ

引きこもり・不登校・仕事に行けない——
インナーチャイルドの管理者とは
それは、もともと自分を守るために生まれた“心の防衛役”

たとえば、家庭で怒鳴り声が絶えなかったり、親の機嫌で空気を読み続けたり、繰り返されるDVやモラハラなど…
人は「失敗しないように」「怒らせないように」と自分を律する“見張り”を心に作る。

その仕組みから、危険を感じるとブレーキをかけてしまう。
だから「動けない」は怠けではなく、過去の混乱から自分を守る反応だった。

動けない=神経の防衛(ポリヴェーガル理論)


エビデンスに基づく心理学的解説

人は高ストレスが続くと神経は闘争・逃走より凍りつき(freeze)を選ぶ。
朝起きられない、外に出られない、固まる——これらは生存のための停止であり怠けではない(Stephen Porges, Polyvagal Theory)

管理者の起源(IFS:Internal Family Systems)

心は複数のパーツで構成される。

  • Manager(管理者):完璧化・先回り批判・回避で日常を統制
  • Exile(傷ついた部分):痛みの記憶を抱える
  • Self:思いやりと好奇心でパーツと関係を結び直す中核
    管理者の起源には、評価への不安、境界の侵害(いじめ・DV・モラハラ)、一貫性のない養育、早すぎる役割、喪失体験、文化的圧力(弱さ不可視)がある。

    目的は常に安全確保
    だから行動そのものにブレーキが入る(Schwartz; Janina Fisher)

    自己批判と行動停止(神経科学)
    自己批判が高まると扁桃体や前帯状皮質が過活動になり、前頭前野の実行機能が抑制される。結果として意思決定と行動が鈍る。責めるほど動けないは神経生理学的に妥当(Longe et al., 2010)

インナーチャイルド=スピ? → いいえ。IFS・愛着・神経生理に基づく臨床モデル。
管理者=悪者? → いいえ。目的は安全。役割更新がゴール。
動けない=弱さ? → いいえ。適応反応。安全が戻ると自然に動ける。

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この記事を書いた人

吉沢まなお|Wellmania主宰
元美容看護師/オーソモレキュラー医学会認定臨床CBDオイルアドバイザー

カオスな世界で生き直すという選択の途中
回復までの体験を言葉にしています

Wellmaniaでは
心と身体を整えながら
偏りすぎずに生きるヒントを発信しています

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